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ちょっと覗き見 04:初日

いよいよビジネス演習コースに行ってみるときが来た。

ビジネス演習コースには、顔合わせというか、事前説明をしてくださった権現マネジャーがいる。この人がトップ。
その下に、まだ大きな役職はないけれど、レギュラースタッフの本谷先生。まあ、小さな役職はついていたのかもしれないし、テンポラリーやアシスタントテンポラリーとは格が違うわけだが。
本谷先生はいつも明るそうな笑顔で、感情的には安定していて(少なくとも表面には波が見えない)、できた先生だった。それが物足りないという人もいたが、いつも安定しているっていうのは、誰にでもできることではない。

それから、もともと知っている江津先生がいる。わたしをスクールに紹介してくれた水上先生が、江津先生のことも紹介した。テンポラリースタッフである。
江津先生は水上先生のもとでも、スクールに入ったときの玉名上級マネジャーのもとでも、わたしの後輩だった。しかしその頃にはご自分の地位をある程度確立し、わたしなどちっぽけな知り合いでしかなくなっていた。さらに時が過ぎたのちは、大物が小物に示す温かい気持ちを持って接してくれるようになった。
つまりこの時点でも、江津先生には逆らわず、おとなしくやっていこうとわたしは思っているくらいだった。

最後に木花先生。アシスタントテンポラリーなので、江津先生よりも格としては下になる。
アシスタントテンポラリーなので、毎日はいない。週に3日くらい。
他に2人、週2日の人や3日の人がいたはずで、その人たちが辞めてしまったわけだ。

先生方は、職員室のようなところにデスクがある。
ほとんどはトレーニングフロアにいるけれど、朝集まったり、お昼を食べたりするところは、奥のスタッフルーム。
思ったより開放的で、ドアで締め切られているようなところではなかった。

端のほうに2つくらい、パソコンも何も置かれていないデスクが向かい合わせに並んでいて、「とりあえずここに座ってください」と言われる。
他の先生方のデスクが島になってくっついているのを見ると、かなりなお客さん席だが、なにしろ2日しか来ない予定だった。(その後2日プラスされて、合計4日働いたのだ。)
そんな短い期間なので、ちゃんとした席を与えられるほうが重荷だ。

「ロッカーはここが空いているので、ここを使ってください」
持ち物を全部持って、トレーニングフロア内を動き回る仕事をするわけにはいかない。
コートもバッグもコートに入れる。
毎日来ない人もいるので、曜日によって使う人が違うこともあるようだ。

こういう場合、ちょっとした小物は持ち歩きたい。
ハンカチとか、ジュースなど買える程度の小銭入れとか、ペンやメモ帳など。
小さいバッグを用意するべきだったな、と思った。次からは持って来よう。

持ち物もロッカーに入れ、することもなく何もない机に座って待つ。

島の皆さんは、雑談やら仕事の話やらを喋ったり、事務作業や教えるための準備作業をしたり、または割り当ての雑務がある人は片づけたりしている。
なるべく気を遣わせないように、自然な感じで座っていようと思ったが、結構難しい。

白崎上級マネジャーもこの場所にいることが分かった。
上級マネジャーたちは、自分の担当の課程内にもデスクがあって、そこにいることもあるのか。
朝などはいつもここにいるのか。
――学事グループと同じフロアに、偉い人たちのデスクが並ぶ一帯があるのだが、そこにいる光景しか見たことがなかった。

スタッフは実習生さんたちより早めの出勤時間が定められている。

時間になるとミーティングみたいなものが始まった。
スタッフだけの「朝の連絡会」のようなものか?

白崎上級マネジャーが連絡事項を伝える。
それから、連絡事項があるマネジャー、レギュラースタッフ、ことによるとテンポラリーが発言。
以上、解散。

それからスタッフたちは部屋を移動し、今度は実習生さんたちの「朝の報告会」である。
出欠を確認したり、連絡事項を伝えたり、課程内のすべてのコースが集まっているので大人数だが、ホームルームのようなものだ。

以上、解散。

そして実習生さんたちもスタッフたちも、ぞろぞろとトレーニングフロア内を移動していく。
それぞれの今日の予定の場所へ行く。

いよいよわたしもここで仕事を!?
とドキドキしていたら、江津先生から紙を渡された。

「これがスケジュール表なんですよ。実習生たちはユニットで実習してます。○○先生にはこのユニットDを担当してもらいたいと思ってます。で、しるしをつけておいたんですけど、この黄色い枠のところ、これは○○先生に担当していただく実習です。ここと、ここと、ここかな。とりあえず今日の午前中はPowerPointを。皆さんやり方は分かってて、それぞれ自分の進度で進めてますから、監督してもらえればね、いいですから。テキストはこれを使っているので、よかったら○○先生分をお貸ししますよ、はい、これ。場所はPCルームです。慣れた場所だから、そのほうがいいでしょ?」

――PCルームか~ ここじゃなくていつもの場所ですね。

とはいえ、衆目の(特に厳しい江津先生の)目があるところで仕事をするのは、緊張するしヘマをしそう。
まあ、よかったかな。

ユニットDでもわたしが担当しない日もあるわけで、そういう日はほかの先生がなさるのだろう。
これはアシスタントテンポラリーさんの場合、わたしでなくてもそうなるはずだ。

ユニットDの皆さんは、事前説明で権現先生がやけに詳しく、特性や普段の生活状況、実習状況を話していた人たちだった。
なるほどである。

それにしてもPCルームでとは。
わたしのほんの少しの大冒険は、それほど「大」冒険でもないようである・・・・・・



●8年目:いろんな出会い
Chapter 4 どこかの誰かのストーリー



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