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「どこかの誰かのストーリー」

これまでのどの出会いも大切であり、楽しかったり、絆を感じたり、あれこれ考えさせられたり、苦労させられたり、時には苦手だと思うこともあったり、いろいろ。

無意味な出会いはひとつもない。

詩的に考えれば、出会いというのは取り消せない事実である。

「このスターのファンだから会いたい」「自分の仕事にとてもプラスになる人だから会いたい」と望んで会うこともある。
でもそんなのは少数の例で、多くは望まなくても出会ってしまう。
「会社に入ったら、その会社の社員たちと知り合いになる」――最初から構成人員を知って会社に入るわけではない。
「茶道教室に通うことにして、お教室のメンバーたちと知り合いになる」――合う相手もいれば、合わない相手もいる。
「資格の学校の半年コースに申し込んで、友達ができた」――申し込んだのが1年前だったら、あるいは半年後だったら、違う人と知り合っていた。

望もうが望むまいが起こってしまうものであり、幸いにしてよい出会いになることもあれば、不幸にしてなかったことにしたい出会いもある。

わたしが受講者さんと出会うのも、多分に偶然が左右し、望んだわけでもない出会いである。
あちらにしてみれば、「スキルアップ研修に申し込んだら、講師がこの人だった」
わたしにしれみれば、その人が申し込む気にならなければ会うこともなかったし、申し込む気になっても「仕事が忙しいだから」と諦めたり、キャンセルしたりされれば、知らないままに終わる。
その人が見たのがスクールのお知らせではなく、別の施設のお知らせだったら、その人はそこに行ってそこの講師と出会う。
わたしがスクールで働いていなければ、当然出会わない。他の施設で働いていたら、そこに来た人と出会うかも。それとも講師の仕事をしていなかったかも。

今では思い出すことがない人がいたとしても、当時強く印象に残る人ではなかったとしても、無意味であるということはない。
出会ってしまえば、そこには何かしらのケミストリーが生じるはずだからである。たとえ「なんか今回のコースはいい感じだな」という、雰囲気だけのことだったとしても。

出会ったことが、相手にとってマイナスでないようにと、なるべく願うようにしている。
その願いの実現に、なるべく努力している。
プレッシャーですぐへたりこむので、「なるべく」だが。

スキルアップ研修に来て、何かひとつ、知らないことを知った。
特に新しい知見はなかったが、違う環境に来ることで、少しリフレッシュできた。
そのために、わたしは雰囲気のよい場作りに貢献した。
――そういうこと。

自分は関係していなくても、普段は健聴者の中で仕事をしている人が、たまたまスキルアップ研修には手話族が何人もいて、コミュニケーションを楽しんだとか。
それに少し貢献して、休憩時間が終わっても、会話を切り上げるのを少し待つようにした、とか。

そんなほんの少しのことでもいいから、プラスであってほしい。
せめてマイナスでないといい。そう思ってる。

相性もタイミングもあるし、100%なんて全然達成できてないと分かっているけど。

出会いというのは望まなくても起こってしまうものだから、そして出会ってしまった記憶は取り消せないから、せめてプラスであるように。

人生の出会いには、つらいものも悲しいものもある。それらもいずれ糧になっていく。(毒のままで終わることもあるけれど。)
でもわたしはプロで、講師として出会うのだから、そういうパーソナルな出会いとは違うのだ。

だからプラスであるようにと、願っています。



●8年目:いろんな出会い
Chapter 4 どこかの誰かのストーリー



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■まえがきにかえて(おことわり)■



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