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状況説明

国は医療に関しても電子化を進めていて、今までの紙ベースからコンピュータに移行中なのだそうだ。
いついつまで、という目標を定めて、病院にも実施するよう求めているということだった。

この病院でも、電子化をしていかなくてはならない。

今回、診断や治療などの医師オーダーを電子化する。
看護システムも電子化する。
まだ始まってもいないので紙のカルテも残っているけれど、ゆくゆくはすべて電子カルテになるのだそうだ。

さらに、いずれはレントゲンなどの画像も、フィルムではなく電子データとして残すようになる。
場所もとらないし、探し出しやすい。
でもこれは、まだ先。
今回は見送られることになっている。

この病院はとても大きな病院だった。
東京で何番目、というところまでは知らないが、わたしでさえ名前はよく知っている病院。

この病院には分院がある。
大きな病院は、ちょっと郊外みたいなところに分院があったりするものだ。

わたしの勤務場所はこの分院のほうだった。
本院は都心にある。
そちらは当然、分院より規模も大きいし、日々の診察件数も断然多い。
だからシステム会社の人のほとんどは、そちらに詰めている。

いろいろなところにシステムを納めている会社は、サポート専門の子会社や下請け会社を持っていたりする。
そこで働く人たちは、そのシステムに精通し、導入時の説明会やサポート、稼働したらヘルプデスクなどをする。
そういった子会社からもたくさんの人員が来ていたが、多くはやはり本院に配置されていた。

そこで分院には、わたしたち臨時の派遣スタッフが入ることになったのだ・・・・・・